頻尿・夜間頻尿はどうしたら改善できる?
  1. 頻尿・夜間頻尿はどうしたら改善できる?本当に効果・効能のある医薬品とは

頻尿夜間頻尿はどうしたら改善できるの?

頻尿・夜間頻尿って?

頻尿・夜間頻尿って?

頻尿とは排尿の回数が多いこと、つまり尿が近いことを指します。目安としては1日にトイレに排尿に行く回数が8回以上だと頻尿を疑ったほうがいいと言われていますね。単に普段よりもものすごく多くの水分量を摂取した場合などは、明らかにそれが原因であると言えますが、それまでと変わらず過ごしているのに、気がつけばトイレに行きたくなる回数が増えたという場合は、何か別の病気が要因となっていることもあります。また、トイレに行きたくなるのが夜間にまで及び、尿意を感じて夜中に何度も起きるというのが夜間頻尿です。

原因①骨盤底筋のゆるみ

原因①骨盤底筋のゆるみ

頻尿の原因として考えられる要因の1つとして、まず骨盤底筋のゆるみがあります。これは女性特有の要因で妊娠・出産によって発生することが多く、それ以外には加齢による筋力の衰えや運動不足などが原因となって起こります。通常、健康な状態の骨盤底筋は、お腹に力を入れることで反射的に尿道口を締めて尿漏れを防ぐことができるのですが、これが緩んでしまうと尿道口を十分に締めることができなくなるため、トイレに行く回数が増えてしまうのです。

原因②前立腺肥大症

男性特有の頻尿の原因としては、前立腺肥大症があります。実は60歳になると2人に1人は前立腺肥大が認められるというほど、前立腺肥大症は男性にとってはポピュラーな症状なのです。前立腺は膀胱の下部に尿道を囲むようにして存在する男性特有の臓器ですが、これが肥大したり、前立腺の筋肉が過剰に収縮したりすることで尿道が圧迫されて尿が出にくくなります。そうなると一度に出せる尿量が限られてしまい、その結果何度もトイレに行くことになってしまうのです。

原因③尿路感染

尿路感染とは尿路に炎症が起こっている状態を指しますが、尿路とは、腎臓・尿管・膀胱・尿道という尿の通り道のことです。尿道口から入った細菌に尿路が感染することで発症し、男女共にかかる可能性がありますが、特に尿道が短い女性はかかりやすいと言われます。排尿のときに痛みなどの不快感を伴うのが特徴で、放置すると一度治癒しても再発をくり返し、また尿路感染から膀胱炎、尿道炎、腎盂腎炎などの病気を引き起こすケースもあるため、早めの対策が必要です。

原因④がん

一般的に尿管腫瘍や膀胱腫瘍などの腫瘍は、血尿がきっかけとなって見つかることが多いと言われていますが、腫瘍の大きさや位置によっては頻尿や排尿痛、残尿感などが表れるケースもあるようです。また、前立腺腫瘍の場合にも代表的な症状として頻尿や排尿困難、残尿感が見られます。前立腺肥大を合併しているとこの症状が早い段階で表れるので、そのおかげで腫瘍が早く発見できたというケースもあるようです。いずれにしても、たかが頻尿と放置せずに一度病院へ行ってみることが重要です。

原因⑤心因性

水分をたくさん摂りすぎた日に尿漏れをしてしまった、といったようなトラウマ的な体験により、尿道や膀胱には何の疾患もないにも関わらず、トイレに行く回数がやたらと増えてしまうことがあります。これが続くようだと心因性頻尿ということになり、生活を圧迫し始めるので、一度心療内科に行ってみるのもいいかもしれません。心因性の場合は夜間頻尿を伴わないというのが特徴ですが、夜中におねしょをしてしまったことを気に病んで夜中に頻繁に目覚めてトイレに行ってしまう、といった心因性の夜間頻尿もあるようです。

頻尿の検査・治療について

頻尿の検査・治療について

頻尿を訴えて病院に行くと、まず問診を行った後、腹部を中心に全身の状態を触診し、尿検査を行うというのが一般的です。その上で原因が特定できない場合は、以下のような詳細な検査を行います。

①排尿記録・・・尿量や頻度、失禁や残尿感の有無などを数日間記録します。

②残尿検査・・・排尿後に膀胱内に残っている尿量をチェックします。

③尿流検査・・・測定装置に向かって排尿することで膀胱の機能を調べます。

④血液検査・・・PSA値やクレアチニン値を計測して前立腺がんの有無や腎機能障害をチェックします。

上記の検査で原因が特定できた場合はそれらを取り除くための治療に向かうことになりますが、特定できなかった場合は心因性を疑われ、行動療法を勧められたり生活指導をされたり、あるいは心療内科の受診を勧められたりするケースもあります。

頻尿・夜間頻尿に効果・効能のある医薬品

頻尿の場合はまず泌尿器科を受診することが多いと思いますが、検査の結果によっては内科や精神科などに回されたり、あるいは認知行動療法や生活環境の改善などを勧められたりした結果、ほとんど改善が見られないままただ漫然と通院と投薬を続けるか、あるいはそのまま頻尿に耐える暮らしを続けるといったケースもあります。

このようなケースにおいて、心因性を含む様々な要因が複雑に絡み合って体内の機能がうまく働いていない場合は、漢方医学の考え方が改善への最も近道であることも多く、漢方薬の処方も視野に入れた治療を行う医院もあります。漢方医学において頻尿に効果・効能のある医薬品としては、八味地黄丸 (はちみじおうがん)、牛車腎気丸 (ごしゃじんきがん)など用いられることが多いようです。

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